四畳間

幼女の備忘録と感想文

Future Station

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久しぶりにCGをかいた。
今回はちょっと未来の駅なんだけど、ここでは3つの話を書く。

一つ目は、なぜ駅なのかということ。
 多くの人が一同に会する場所だから。人の振る舞いというのは(服装含めて)その時代の文化とかテクノロジーを反映していると思う。そういう意味で、駅は人がどんな服を着ていて、待ち時間にどんなことをするのかを観察できるには絶好の場所だと思う。ホームで待っている人々の写真はよい記録写真になると思うので、みんなどんどん撮影してネットにアップしてほしいけど、プライバシーとかの問題がありそうだから難しいんだろうなあ。
 多くの人がいるというなら、なぜショッピングモールじゃないのかという疑問があるかもしれない。簡単で、ショッピングモールでは人は動き回っていて、静止画とは相性が悪いから。

二つ目は、なぜ未来なのかということ。
 これは一つ目の話と関係があるんだけど、今はみんな手元のデバイススマホとか)を注視していて下を向いている。将来直接脳に情報が来るようになって、手元のデバイスから解放された時、人は待っている時間に前を向いているんじゃないかという主張をするために未来にした。
 一方で、駅という設備は今とそんなに変わらないと思っている。結果として、今と対して変わらない駅で、人が前を向いている、という絵になった。

三つ目は、“一般人”を CGでモデリングするということ。
 基本的には人のCGは気持ちの上では不気味の谷を超えられなくて、例外は偶像的存在だと思っている。ファイナルファンタジーが気持ち悪く見えないのは、美男美女で徹底的に固められていて、無意識にこれが空想であることを刷り込まれているからだと思う。リアル感を出そうとして汚いおっさんが出てきたら逆にリアルだと感じなくなると思う。というわけで、一般人をCGで作るのは泥沼だと思う。それでもなお、一般人を作ろうとしたのは、駅がフォトリアルだったから、そこにいる一般人もそれに合わせる必要があったから。二度とやらない。
 余談、Sayaという少女のCGが話題になったけど、あれはすごく絶妙なラインをついている。だって、少女って空想的存在じゃん。

 

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